介護保険料の還付名目で約50万円をだまし取られたとして、新潟県三条市の60代女性が4月28日までに、三条署に被害届を出した。三条署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 三条署によると4月27日、女性は市役所職員をかたる男から電話で「介護保険料の還付金が2万9600円ある。手続きは4月いっぱいで、金融機関でも行える。後で連絡がある」と言われた。直後に金融機関の職員を名乗る男から電話があり、三条市内の金融機関へ行くように促された。男は「コロナなので対面でなく携帯電話で指示する」と言い、女性は指示を受けながらATMを操作し、50万円を他人名義の口座に振り込んだ。

 その後おかしいと思い、別の金融機関に相談し詐欺に気付いた。