家計調査が対象とする全488品に関する過去10年間の世帯当たり累計消費支出額を見ると、全52都市が少なくとも1品でトップを取るなど、地域性が高い結果となった。最多は東京都区部の44品で、首都圏以外では金沢市が多かった。大分市の干しシイタケなど地域の個性を誘客に生かす例も目立った。

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 2人以上世帯の消費支出は、相模原市が集計対象に加わった2013年以降、22年までの10年間で52都市比較が可能だ。各年の支出を足し上げた累計で見ると、東京はワインに...

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