東京都の特産品をPRする「東京産食材フェア」が新潟市西区の新潟ふるさと村で開かれている。新潟県ではあまり見られない果物や野菜、加工品が並び、来場者が興味津々に買い求めていた。

 新潟県と東京都は2022年、農林水産物の魅力発信などに関する連携協定を結んだ。東京には太平洋の島々で育った果物や魚介、「江戸東京野菜」と呼ばれる伝統野菜などの食材があり、広く知ってもらおうと東京都が開催した。

 5月6日は、小笠原の青パパイヤや、八丈島のアシタバ茶、ブランド豚「TOKYO X」のハムなどが並んだ。来場者は珍しい食材に足を止め、試食をしたり、スタッフの説明に耳を傾けたりしていた。

 江戸東京野菜「早稲田ミョウガ」を手に取った燕市の会社員(52)は「初めて見たものばかり。珍しいものが買えて良かった」と話した。

 フェアは5月7日午後5時まで開かれている。