部員不足に悩む新大ラグビー部。体験練習会を開き、新入生と共に汗を流した=新潟市西区
部員不足に悩む新大ラグビー部。体験練習会を開き、新入生と共に汗を流した=新潟市西区
部員不足に悩む新大ラグビー部が開いた体験練習会=新潟市西区

 創部72年の伝統を誇る新潟大学(新潟市西区)のラグビー部が部員不足に悩まされている。大学ラグビー全国地区対抗大会で準優勝4回の実績を誇るが、2〜4年生は12人と競技定員の15人に届かない。部員は新入生の勧誘に努めつつ、部の将来を見据えてラグビーへの関心も広げようと奔走。今秋フランスで開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向け、大学でのパブリックビューイング(PV)を企画。学内外へラグビーの魅力を伝えようと取り組む。

 1951年に創部した。選手12人は週4日の練習に励むが、新入部員が入らなければ15人制のチームは組めない。また、2、3年生は計5人しかおらず「新入生の加入数が来年以降の部の存続を左右する」と危機感を募らせる。

 部員不足の要因の一つが新潟県内の競技人口減少だ。県高体連によると、県内のラグビー部員数は...

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