事業承継の経緯を説明する浪花屋製菓の上村一重社長(右)と阿部幸製菓の阿部幸明専務=5月25日、長岡市
事業承継の経緯を説明する浪花屋製菓の上村一重社長(右)と阿部幸製菓の阿部幸明専務=5月25日、長岡市

 「元祖柿の種」で知られる老舗米菓製造の浪花屋製菓(新潟県長岡市)は5月25日、業務用米菓を手がける阿部幸製菓(新潟県小千谷市)に6月に全事業を引き継ぐと正式に明らかにした。浪花屋は、新型コロナウイルス禍による土産需要の低迷で採算が悪化する中、今年で創業100周年を迎えるに当たり承継による事業再生を模索していた。浪花屋のブランドと商品、従業員の雇用は引き継がれる。

 両社が25日、新潟日報社の取材に...

残り499文字(全文:700文字)