建設会社の社員をかたる男らに現金と電子マネー計210万円をだまし取られたとして、新潟市東区の70代女性が6月15日までに、新潟東署に被害を届け出た。新潟東署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 新潟東署によると、7日、女性宅に建設会社の社員をかたる男から「東区に老人ホームを建設するので名前を貸してほしい」などと電話があった。その後、別の建設会社の社員を名乗る男から「名義貸しは詐欺になる。子供に迷惑がかかる」などと電話で言われ、解決金を要求された。

 女性は10日、ドラッグストアで電子マネー5万円分を購入して相手にカード番号を教えた他、現金205万円を宅配便で都内の集合住宅の一室宛てに送った。14日に女性が息子に相談して詐欺だと気付いた。