共産党の小池晃書記局長は6月17日、街頭演説のために訪れた新潟市中央区で報道陣の取材に応じ、次期衆院選に向け、新潟県内での立憲民主党との選挙協力について、「(立民の泉健太)代表の姿勢が変わらなければ、どの区が例外ということはない」と述べ、県内の全小選挙区で独自候補擁立を目指す考えを示した。泉氏は共産との候補者調整を否定している。

 共産党は既に新・新潟1区新潟市中央区、新潟市東区、新潟市江南区、佐渡市で新人の中村岳夫氏の擁立を決めている。

 小池氏は「野党共闘を望む人が多く、新潟はそれによって成果を上げてきた」と指摘。「私たちとしてはしっかり話し合いをしたい。国政選挙なので党首の姿勢を変えなければ、地方ごとに乗り越えるのは難しい」と話し、泉氏の軌道修正を求めた。

 新1区には、立民の現職西村智奈美氏(旧新潟1区)、自民党の現職塚田一郎氏(比例北陸信越)、日本維新の会の元職石崎徹氏の3氏が立候補を予定している。