新潟県が16日に発表した2022年度一般会計当初予算案の編成で行った財政再建の取り組みによって、19年時点で予想されていた来年度の貯金の枯渇は回避された。赤字が続く一般財源も収支均衡を達成し、一見、財政危機は遠のいたかに見える。だが、今の改善は県税収が予想よりも増えたことの影響が大きい。10年後に借金返済額が急激に膨れ上がるのは確実で、危機が去ったとは言い難い。

 県の財政危機が顕在化したのは3年…

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