新潟市中央区東大通を走るBRTの連接バス
新潟市中央区東大通を走るBRTの連接バス

 新潟市議会は9月13日、9月定例会の本会議を開き、4氏が一般質問した。年内締結を目指して新潟交通(中央区)と協議中のBRT(バス高速輸送システム)運行事業協定を巡り、中原八一市長は「市のバスシステムをBRTと呼ぶことをやめることも含めて協議、検討していく」と述べた。

 新潟市のBRTは、連節バスなどが専用走行路を走るシステムとしている。連節バスは導入したが、専用走行路を設けずに2015年に開業。16年に専用走行路を設ける社会実験を行ったが、その後も整備は棚上げされていた。

 中原市長は「社会実験では多くの課題が確認された」と指摘。JR新潟駅と西区を結ぶ萬代橋ラインは定時性が確保されていることから「このたび専用走行路を整備しないことで新潟交通と合意した」と説明した。

 また、来春に新潟駅直下バスターミナルが全面開業することで市街地の南北がつながる。街の変化などを見据え、「新潟駅の南北を縦貫する路線の新設を目指し、協議している」と述べた。

 伊藤健太郎氏(翔政会)に答えた。