私が県工芸会と付き合い始めたのは、新潟に来た翌年の初回展からである。当会は発足当初から制作思考やアイデンティティーをどのように確立するかなど、さまざまな葛藤を繰り返しながら現在を迎えている。

 会場は会員の新作をはじめ、日展系の中央展出品作、県展入選および受賞作、公募作品などが出陳され、バラエティーに富んだ作品群で構築されると思われる。

 陶芸では前回、郷土の自然環境や動植物をモチーフに、有機的な形…

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