(左)マスクが品薄になった小売店=2020年1月 (右上)抗原検査キットが完売した薬局=22年2月 (右下)マスク姿で通勤する人々=20年3月 (場所はいずれも新潟市中央区)
(左)マスクが品薄になった小売店=2020年1月 (右上)抗原検査キットが完売した薬局=22年2月 (右下)マスク姿で通勤する人々=20年3月 (場所はいずれも新潟市中央区)

 マスクがない。アルコールもない。それでも客は次々に訪れる。「パニック」。新潟県内に住むドラッグストア従業員の20代女性は、新型コロナウイルスが広がり始めた2020年1月末から2月にかけての時期をそう表現する。

 当時は県外の店で働いていた。品不足の中、一部の客が矛先を従業員に向けた。「倉庫にあるんじゃないか」「隠しているなら出せ」。声を荒らげる客、倉庫に入ろうとする客までいた。

 そのころはマスクを…

残り1157文字(全文:1374文字)