道路の消火栓から水を出し、濁りを確認する水道局の職員=7日午前10時30分ごろ、西区五十嵐東
道路の消火栓から水を出し、濁りを確認する水道局の職員=7日午前10時30分ごろ、西区五十嵐東

 6日午後11時すぎ、新潟市西区の青山浄水場で配水ポンプが一時停止し、一部で断水が発生した。間もなく復旧したが、最大で約1万4千世帯に水の濁りが発生した。2月末にも同様の事態が発生しており、住民は「短期間で2回も起きるとは」と不安視。市水道局は再発防止を急ぐ。

 水道局によると、配水ポンプの停止は、機器が浄水場外での漏電を感知し、電力が遮断されたのが要因。通常の停電では直ちに自家発電装置に切り替わるが、電力が遮断された場合は漏電点検などをした後、手動で再開する必要があり、その間ポンプが止まる。再開させると、水道管内のさびや空気が水に混じり、濁り水となる。濁りは7日午後にはおおむね解消された。少量なら飲んでも健康に影響はない。

 青山浄水場では、2月末にも同様の事態が発生した。今回、給水車の派遣を受けた介護施設の管理者(33)は「入浴サービスができず、体を拭くだけになってしまう」と困惑。西区の新潟大3年の男子学生(21)は「水は生活に欠かせない。トラブル続きだと不安になる」と懸念した。

 東北電力ネットワークによると、両日ともポンプの停止と同時刻に停電が発生したが、青山浄水場は範囲外。担当者は「浄水場への引き込み線には現段階で異常はない」とする。周囲の停電が浄水場に影響を与えることは考えにくいといい、原因調査を進めている。

 新潟市水道局は、再発防止に向け、電力を遮断する機器の設定を変えた。管路課は「これまでにない事態で利用者に申し訳ない」と述べた。