ちょっとした心掛けや考え方の転換で暮らしや自分は変えられる。捨てたい気持ちを後押しする片づけの格言を発信する人気インスタグラマーyur.3(ゆりさん)のコラムです。

 毎日を小さな枠で見ていくと、たとえばなにかのコンテストとか競争のような順位のつくもの、一席しかない椅子の取り合いももちろんありますが、人生においてはそれがすべてではありません。それなのにライバルや一緒にがんばってきた同志、時にはまったく関係のない誰かの幸せな姿に、なぜか自分だけが置いていかれたような感覚になるのは、誰しも経験があるのではないかと思います。

 受け取り方は自由で仕方のないことですが、その時に椅子を取られたと思うのか、相手をたたえたり、その喜びを一緒に分かち合えるかどうか、そしてそれが日常的にできるかどうかで、人生の幸福度には雲泥の差が生まれます。座ろう、座りたいと思っていた椅子に座れないことはよくありますが、実際はその隣や少し先には必ず別の椅子があり、その椅子の方が自分に合っていた、という事も同じようにあるように思います。

 足踏みしているような、時に後ずさりしているような時間や道も、ちょっとしたきっかけで自分にとって欠かせない経験になり得ます。だからこそ、幸せを切り取る枠をできるだけ大きく持ちたい。自分の調子が悪い時にも、変わらず人をたたえられる自分でいたい。取り合うのではなくて、分け合っていたいと思うのです。

文・写真 yur.3(ゆりさん)

新潟県在住の35歳。4歳と0歳の男の子、夫、夫の両親との6人暮らし。捨てたい気持ちを後押しする片づけの格言をインスタグラム( @yur.3 )で発信し、フォロワー数17万人を超える。著書の「28文字の片づけ」は累計7万部を突破している。4/12に新刊「28文字の捨てかた」をリリース。

※assh 2021/10/14掲載