阿賀野川が悠々と流れる阿賀町。地元食材をふんだんに使った料理やスイーツが味わえるお店に、豊かな自然や文化に触れられるスポットなど、この地の魅力をたっぷりご紹介します!

食 ― 脈々と受け継がれてきた 食文化を体感

地元産の野菜がたっぷり!

お茶の間 久太郎

 狐の嫁入り屋敷内にあるお茶の間久太郎(きゅうたろう)は、阿賀町の農家・杉崎三代子さんが営む食堂。「阿賀町の野菜を味わってほしい」と話す杉崎さんは、自家栽培の野菜をはじめとした地元産の野菜を使った料理を提供している。

とろろ御膳800円。粘りの強い自然薯とナガイモを混ぜたとろろをごはんにのせて。ごはんは古代米入り

 人気料理の一つが、阿賀町特産の自然薯(じねんじょ)と6品のおかずが付いたとろろ御膳。野菜を中心とした煮物などのおかずはヘルシーで、まさに阿賀町のお袋の味。季節によって変わる食材や冬場の保存食など、この土地の食文化や先人の知恵が見られるのも面白い。

(左)いろり席の窓からは麒麟山が眺められる。テーブル席、座敷席もあり(右)新潟県産和牛の牛すじカレー550円。軟らかく煮込まれた牛すじが美味
「ふきみそなどの地元の山菜を使った保存食も味わってください」(杉崎さん)

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場所 阿賀町津川3501-1(狐の嫁入り屋敷内)
日時 ランチ11:30~L.O.13:30、カフェ13:30~15:00(土・日曜・祝日は~16:00)
電話 0254(92)5577
休み 木曜(祝日の場合は翌日)

明治時代から続く秘伝の発酵食

山﨑糀屋

レトロな建物が老舗の風格を感じさせる

 古くから発酵食・保存食文化が盛んだった津川地区にある山﨑糀屋は、1868(明治元)年創業。当時から150年以上使っているという独自のこうじ菌で作る生黄こうじや、みそ、甘酒などの製造販売を行っている。

(左)生黄こうじ(500g)570円。常温で発酵が進むため、自宅では冷凍保存を(右)津川ふるさとみそ(1kg)880円は、1年以上熟成させた香り高い無添加生みそ

 「県産こしいぶきを使った黄こうじは、粒が大きく芳醇な香りとうま味があります。これを使って塩こうじや甘酒を家庭で作れますよ」とおかみの山﨑京子さん。みそは薪を使って大鍋で煮上げるなど昔ながらの製法を守りながら、津川の発酵食文化を現代へと伝えている。

「生黄こうじを水に浸すことで、美容と健康にいい『こうじ水』も作れますよ」(山﨑さん)

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場所 阿賀町津川452
日時 9:00~18:00
電話 0254(92)2030
休み 1/1~3
http://www.yamazakikoujiya.com/

地元産オニグルミのおいしさ発見

パンとおやつ 奥阿賀コンビリー

 東京から阿賀町に移住した柳沼陽介さん・沙織さん夫婦が2016年に開いた奥阿賀コンビリー。地元食材を使った商品の開発・販売を行うお店で、おやつを意味する「こんびり」という阿賀町の方言を店名にしている。

(左から)軟らかい生地のオニグルミパン216円、定番の人気商品オニグルミレーズンパン270円、秋限定のオニグルミバタースコッチ324円

 力を入れている商品の一つが、地元産オニグルミを使ったパンや焼き菓子、グラノーラなどの食品。昔からこの地で自家消費されてきたオニグルミは、隠れた名産品だ。寒暖差の大きな阿賀町で育まれた、こくのあるオニグルミのおいしさに触れてみよう。

(左)店内はイートインスペースがあり、旬の果実を使ったグラスデザートが人気(右)全粒粉クッキーとドライフルーツ、生のオニグルミをブレンドしたグラノーラ 648円
「グラノーラはアイスやヨーグルトにかけてもおいしいですよ」と、パティシエの柳沼沙織さん

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場所 阿賀町津川3668
日時 10:00~17:00(カフェは15:00L.O.)
電話 0254(92)7100
休み 火・水曜(祝日は営業)
http://combirie.jp/

 

体験 ― 紅葉に包まれる遊覧船に、キノコ狩り。秋を満喫

大人もはまる! お面づくり

狐の嫁入り屋敷

 津川地区の観光と交流の拠点である狐の嫁入り屋敷では、狐火をテーマとした映像や、狐の嫁入り行列の様子を再現したジオラマの展示が見られる。

常浪川(とこなみがわ)を見渡す狐の嫁入り屋敷。敷地内に並ぶ狐の嫁入り行列をモチーフにした石像がかわいらしい

 昨年から人気アニメの影響で注目を集めているのが、狐のお面づくり体験。真っ白なお面に絵付けをし、オリジナルのお面を作れる。

はじめに練習用の紙に試し描きをしてから、お面への絵付けをスタート。所要時間は30分から1時間程度

 「ご家族やカップルで体験される方が多いですね。半日かけてじっくりと絵付けをする方もいらっしゃいますよ」と阿賀町観光協会の事務局長・小林諭さん。完成したお面はインテリア雑貨としてもお薦め。

「狐の嫁入り屋敷ではさまざまなイベントも行っています。ぜひ遊びにお越しください」(小林さん)

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場所 阿賀町津川3501-1
日時 9:00~16:00(狐のお面づくり体験最終受け付けは15:00)
料金 入館無料、狐のお面づくり体験1,600円(要予約)
電話 0254(92)0220
休み 木曜(祝日の場合は翌日)

森林浴をしながら、旬の味覚を楽しもう

三川観光きのこ園

 杉林の中に広がる三川観光きのこ園では、しっとりとした空気に包まれながらキノコ狩りができる。受付でキノコ採取用のバケツを受け取ったら、園内を自由に散策し好きなキノコを採取しよう。

木漏れ日が注ぐ広大な園内は、散策しているだけでも気持ちいい。キノコは種類ごとにゾーン分けされている

 キノコは100g100円で精算となる。10月はブナシメジやナメコ、ヒラタケ、シイタケ、エリンギなど、さまざまなキノコの発生時期。園内の食堂では、キノコ天ぷら盛り合わせ500円やキノコバーベキューセット1,200円など、キノコをふんだんに使った料理があり、こちらも見逃せない!

(上)採取したキノコは持ち帰り専用。自宅で新鮮なキノコを味わおう(下)食堂ではテーブルにセットされたコンロで気軽にバーベキューを楽しめる
園内に立ち並ぶ重厚な木造建築も見応えあり

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場所 阿賀町吉津3520
日時 8:00~17:00(食堂は9:00~16:30)
電話 0254(99)3773
http://mikawakankoukinokoen.o.oo7.jp/

豊かな自然を愛でる40 分の船旅へ!

道の駅 阿賀の里

 阿賀野川に面した道の駅阿賀の里。ここでの楽しみの一つが、阿賀野川ライン遊覧船だ。2年前に導入されたジェット船イザベラ・バード号に乗って、40分の遊覧が楽しめる。

雄大な自然の中を航行するイザベラ・バード号

 冷暖房が完備された快適な船内で、船頭さんの解説や舟歌を聞きながら四季折々の美景を味わおう。「シラサギやカワウなどの野鳥や、川の水を飲みに来るカモシカが見られることもありますよ」と船頭の相野谷元紀さん。紅葉の見頃は10月末頃から11月中旬頃。水上からの紅葉見物は、ここならではの特別な体験になるはず!

(左)水面近くの低い位置から眺める風景は、陸から見るよりもダイナミックに迫ってくる(右)「無料で双眼鏡の貸し出しもしています。船内からのバードウオッチングもお楽しみください」(相野谷さん)
道の駅阿賀の里では、あがの姫牛と純白のビアンカ豚を使った数量限定の阿賀バーガーを販売(土・日曜・祝日限定)

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場所 阿賀町石間4301
日時 9:00~16:00(土・日曜・祝日は~17:00)、遊覧船は9:00~14:00の毎正時に出航(天候や水量により欠航あり)
電話 0254(99)2121
料金 乗船料/中学生以上2,000円、小学生1,000円、幼児は大人1人につき1人まで無料
休み なし

 

温泉 ― 泉質いろいろ! 自然の中で楽しめる名湯たくさん

静かな山あいで浸る塩の湯

三川温泉 湯元館

 三川温泉は1928(昭和3)年に開湯した、新谷川沿いに佇む静かな温泉地。その開湯作業に財産を投げうって尽力したのが、湯元館の初代・阿部英太郎氏だ。湯元館では源泉を24時間掛け流し。山の温泉ながらしょっぱい塩化物泉で、ほどよい温度でゆっくりと温まることができる。

掛け流しの源泉を楽しめる大浴場
安田瓦製のコイの湯口に温泉成分が付着

 ミネラル分を多く含んでいるため、二つある大浴場の一方にあるコイの湯口には白く石灰成分が付着していて、これを見に来る温泉マニアも多いそうだ。料理はコイのあらいや甘露煮などが自慢。

料理には名水「またたび清水」を使っている
女将の阿部誠子さん(写真左)と若女将の千鶴さん(写真右)「のんびり楽しんでください」

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場所 阿賀町五十沢1054
料金 宿泊プラン:1泊2食付き11,000円、日帰りプラン:料理付き6,600円(2人より)、立ち寄り入浴:大人500円、子ども250円(11月~3月は要予約)
電話 0254(99)2015
http://www.mikawa-yumotokan.jp/

阿賀野川と紅葉を眺めてゆったりと

角神温泉 ホテル角神

紅葉に包まれる秋の風情は格別

 4万坪という広大な敷地にあるリゾート温泉宿のホテル角神。自家源泉のお湯は体に優しく、利用者からは疲れがほぐれるという声が多いそうだ。本館の露天風呂付大浴場からは、阿賀野川や対岸の山々を望むことができ、これからの季節は紅葉に染まる風景が美しい。

 また、大自然を独り占め気分で満喫できる源泉掛け流しの貸切露天風呂は、約41℃の源泉を加温せず注いでいるため、ぬるめの湯温。じっくり入って体の芯から温まろう。料理は季節の食材を使った日本料理や阿賀町の郷土の味を楽しめる。

(上)野趣あふれる源泉掛け流しの貸切露天「荒戸の湯」(下)本館大浴場の女性用露天風呂。眺望もいい

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場所 阿賀町鹿瀬11840
料金 宿泊プラン:1泊2食付き16,650円~/日帰りプラン:昼食付き5,500円~ 立ち寄り入浴:大人500円、3歳~小学生300円(要予約)※貸切露天風呂は部屋予約の人のみ利用可
電話 0254(92)2610
http://tsunogami.com/

赤い!熱い! 50℃超えの湯船も名物

かのせ温泉 赤湯 \ 日帰り温泉 /

 58~59℃という温度で湧いている源泉を100%掛け流しで楽しめる日帰り温泉施設の赤湯。お湯は鉄分を含んでいるため赤褐色で、関節痛や筋肉痛、打ち身などに効果があると言われる。

赤褐色のお湯が印象的

 内風呂には湯温50℃超えの湯船があり、この熱いお湯が目当てという強者の常連客も多い。とはいえ内風呂のもう一つの湯船は適温、半露天風呂は熱すぎないのでご安心を。館内の食堂では釡飯や麺類などがそろう。隣接する角神湖畔青少年旅行村にはかのせ温泉を引き込んだ温泉付きコテージが3棟あり、そちらも人気だ。

阿賀の静かな森の中に佇む「赤湯」
角神湖畔青少年旅行村のコテージ10棟のうち3棟が温泉付き

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場所 阿賀町鹿瀬11540-1
日時 10:00~20:00(受付は19:30まで)
料金 大人500円、小学生300円
電話 0254(92)4186
休み 第2・4火曜(祝日の場合は翌日)※コテージ1棟8,000円(季節変動あり)

 

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(assh 2021/10/14掲載)