コンピューターゲームの腕前を競う「長岡eスポーツクラブ」が新潟県長岡市台町1に誕生し、注目を集めている。施設にはeスポーツを楽しめるゲーム専用のパソコン(PC)を備え、国内外で人気のオンラインゲームを用意し、小学生から無料でプレーできる。専用施設は県内では珍しく、運営会社は「子どもからお年寄りまで気軽に集える交流の場にし、eスポーツを盛り上げたい」と力を入れる。

【写真】ゲーム専用パソコンでオンラインゲームを楽しむ利用者ら=長岡市台町1

 長岡駅東口に近い一戸建ての貸店舗。少し薄暗い室内に、オンラインゲームを快適にプレーできる高性能のPC10台がずらりと並ぶ。中学生らが音声を聞いたり会話したりできるヘッドセットを着け、マウスやキーボード、コントローラーを巧みに動かしていた。

 放課後によく立ち寄る長岡市の栖吉中学校2年の男子生徒(14)が楽しんでいたのは「フォートナイト」。1つの島を舞台に最大100人のプレーヤーが最後の1人に勝ち残るべく、武器やアイテムを集めながら銃撃戦などを展開するゲームだ。「学校外の人と遊んだり、情報交換したりしている。水泳が好きな人がプールに行って泳ぐのと同じ感覚でここに来ている」と笑顔で話す。

 クラブを運営するのは、米卸売業やコインランドリーを経営する「パシフィック・アラウンド」(長岡市下々条3)。取締役でゲーム好きの島田泰維(たいすけ)さん(36)が、県内でeスポーツが盛り上がっていない現状を嘆き、8月23日にオープンした。

 遊べるのは「エーペックスレジェンズ」「リーグ・オブ・レジェンド」など、世界中にプレーヤーがいる5タイトル。施設のPRはツイッターのみだが、小学生から社会人まで市内外から遊びに来る。

 島田さんは「年齢や性別、どこに住んでいるかに関係なく楽しめ、判断力やコミュニケーション能力も培われる。ゲームの良い影響を語れる場所にしたい」と語る。子どものネットトラブルも目配りし、「ゲームで知り合った人に名前や住所を簡単に教えないことなど、危険性についても指導していく」と力を込めた。

 普及が主な目的のため、現在は利用無料にしている。企業や自治体などがeスポーツのイベントを企画する場合に、相談を受けたり、運営を手伝ったりして収益につなげたい考えだ。

 利用時間は午後1時半~7時半で火曜定休。定員10人で、混雑時は1人90分まで。問い合わせは、長岡eスポーツクラブの公式ツイッター、またはパシフィック・アラウンド、0258(24)0335。

長岡eスポーツクラブ
場所:新潟県長岡市台町1丁目3-13
Twitter:@nagaoka_esports
Instagram:@nagaoka_esports