阿賀野・瓢湖 観察は早朝と夕方がお勧め

 ラムサール条約登録湿地である新潟県阿賀野市水原の瓢湖に、今年も"冬の使者"コハクチョウの飛来が始まっている。市公園管理事務所によると、10月5日時点で10羽程度が渡ってきており、関係者は「今年も無事に来てくれてうれしい」と待ちかねたコハクチョウの到着を喜んでいる。

【写真】瓢湖に飛来したコハクチョウ=5日、阿賀野市水原

 今季は3日に市民が3羽の初飛来を確認。昨年より4日早いが例年並みという。コハクチョウは毎年この時期に、シベリアから約3千~4千キロを旅して瓢湖を訪れ、翌年3月ごろまで越冬する。ピークは例年11月中旬~下旬で、昨年は6千羽超が飛来。多いときには1万羽を越える。

 5日朝も、湖面で羽を休めたり、採餌のために飛び立ったりするコハクチョウの群れが見られた。同事務所の担当者は「観察は群れが飛び立つ早朝と、夕焼けに染まって空から降りてくる夕方がお勧め。ぜひ見に来てほしい」と話した。

瓢湖水きん公園
場所:新潟県阿賀野市水原313-1
電話:0250-62-2690(阿賀野市公園管理事務所)
阿賀野市観光協会ホームページ: https://agano-spot.com/archives/landmark/87

新潟北区・福島潟 オオヒシクイも飛来

 新潟市北区の福島潟に、ロシアからの冬の使者オオヒシクイが今年も飛来した。水の駅・ビュー福島潟のレンジャー(自然指導員)が4日午前6時ごろ、福島潟周辺の田んぼでマガンに交じって落ち穂などをついばむ2羽を、今季初めて確認した。

ロシアのカムチャツカ半島から飛来した冬の使者、オオヒシクイ=4日、新潟市北区(水の駅・ビュー福島潟提供)

 同館によると、初飛来の時期は昨年より4日早く、例年並み。レンジャーが観察中に、潟から飛び立つマガンの群れの中に大きな体の鳥を見つけ、降り立った田んぼを確認したところ、2羽を発見した。

 オオヒシクイは国の天然記念物で、ロシアのカムチャツカ半島から約1万羽が日本各地に渡ってくる。福島潟は国内有数の越冬地で、約7千羽が飛来したこともある。例年は2月中旬ごろまで観察できる。

 3日にはコハクチョウの初飛来を確認。県内は日中は夏日になる季節外れの暑さが続くが、レンジャーの成海信之さん(57)は「今年も順調に渡ってきた。ハクチョウとオオヒシクイと、冬の渡り鳥の役者がそろった」と話していた。

福島潟に初飛来し、近くの田んぼで餌を取るコハクチョウ=3日午前7時30分すぎ、新潟市北区(水の駅「ビュー福島潟」提供)

水の公園福島潟・水の駅「ビュー福島潟」
場所:新潟県新潟市北区前新田乙493番地
電話:025-387-1491
ホームページ: http://www.pavc.ne.jp/~hishikui/