フリーアナウンサーの本田朋子さんが初の料理本「本田朋子のweekly献立」をKADOKAWAから刊行しました。曜日ごとに主菜の食材を決め、栄養バランスのよいメニューを提案しているのが特徴です。今月まで「にいがた、びより」で連載したコラムと並行して本県在住時に執筆されました。本田さんは「新潟の家のキッチンで生まれたメニューばかり。新潟の食材にたくさんインスピレーションをもらった」と話しています。

【写真】本田朋子さんが初めて執筆した「weekly献立」

 元フジテレビアナウンサーの本田さんは2013年に、上越市出身でプロバスケットボールの五十嵐圭選手と結婚。食事面からも夫を支えようと、アスリートフードマイスターの資格を取得するなど料理の研究を深めてきました。

 料理本のコンセプトでもある「1週間」という単位に着目したのは、毎週末に試合がある夫の体調管理から。週末に向けてコンディションを上げていくため、週前半は「エネルギーチャージ期」、週半ばは「リカバリー期」、後半は「パフォーマンスアップ期」と位置付けて、これらにあった主食材を決め、ルーティン化しました。

 結婚から2年ほど試行錯誤したという本田さんオリジナルの提案です。ルーティン化は、アスリートでなくとも活用できます。本田さんは「作り手も買い物に迷わなくなる。献立をどうしようかと一から考えるストレスを軽減できれば」と願います。

 緑、赤、黄、白、黒。食材の色から栄養素のバランスを考えた副菜メニューも豊富に紹介しています。お気に入りだという豊栄のトマトや五泉の帛乙女(きぬおとめ)など、本県ゆかりの食材がメニューの考案に貢献したといいます。

食材の色から栄養バランスを考えた副菜メニューも充実している。「視覚からもおいしい、作り手もラクがポイントです」と本田さん

 「新潟は産地直売所が近くにたくさんある。すごく楽しくて、息子の食育にもなった。インスピレーションをもらいました」と本田さん。一押しのメニューには、本県産のもち豚を使った「豚バラ大根煮」を挙げてくれました。

 本ではフードロスを減らすため、食材を使い切るリメーク料理にもこだわり、夕飯の副菜から朝ご飯のメインへのアレンジメニューを多く提案しています。

 五十嵐選手の移籍で、7月に新潟を離れた本田さん。今月まで連載したコラム「母、妻、ときどき本田朋子」を振り返り、「文字にすることで、自分の中の新潟愛を再確認できた」と話します。夢だったという初の料理本には、新潟生まれのたくさんのメニューが詰まっています。税込1650円。

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