新潟県十日町市松之山松口の市立里山科学館「森の学校キョロロ」で、身近な生物の目に焦点を当てた企画展「眼(め)展」が開かれている。人間のカメラ眼や昆虫の複眼など、生物ごとに多様化した目の構造や見え方などを分かりやすく紹介している。

【写真】生物の多様化した目について紹介する企画展=十日町市松之山松口の「森の学校キョロロ」

 同館では企画展を年数回開いており、研究員が持ち回りで展示内容を考えている。今回はトビムシやクモを研究する富塚茂和研究員(36)が担当。「目は動物の約9割が持つ器官。たくさんの種類があることを知ってほしい」と説明する。

 会場では、光を感じ取る細胞の獲得を第一段階とすると、レンズを備える最も複雑化した目は第4段階にあたるなど、多様化の歴史や目の構造を解説している。実際にカマキリなど生き物を展示し、観察できるよう仕掛けを凝らした。

 また、環境に適応した生物進化の一例として、トンボを紹介。小さな「個眼」がたくさん集まった昆虫の複眼の中でも、トンボは多様な色の違いを感じ取っていると特徴を挙げた。

 富塚研究員は「写真を多く使い、分かりやすくなるよう工夫して展示した。楽しんで科学に触れてほしい」と話している。

 10月17日まで。火曜休館。高校生以上500円、中学生以下無料。

十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ
場所:新潟県十日町市松之山松口1712−2
電話:025-595-8311
ホームページ: http://www.matsunoyama.com/kyororo/