新潟県は医師確保に注力するが、人口10万人当たりの医師総数は全国で5番目に少ない
新潟県は医師確保に注力するが、人口10万人当たりの医師総数は全国で5番目に少ない

 本県の人口10万人当たりの医師総数は2020年末時点で218・2人で、都道府県別で5番目に少ない43位だったことが18日までに厚生労働省の調査で分かった。前回18年末の210・5人から7・7人増えたものの、全国平均の269・2人を大きく下回った。前回調査から全国順位は一つ上がった。

 調査結果によると、本県の医師総数は4803人で、前回から76人増えた。ただ、伸び率(1・6%増)は全国平均(3・8%増)に比べて低かった。

 本県の医師不足を巡っては、厚労省が作成した、より実態に即した状況を示す「医師偏在指標」で全国最下位だった。こうした状況を受け、県は医師確保に向けてこれまで医学部の地域枠の拡大や臨床研修医の確保を進めてきた。

 県は、20年末時点の医師数の増加はこうした効果が表れてきているとみる。県医師・看護職員確保対策課の山田寛明課長は「医学部の地域枠の拡大と臨床研修医の確保は今後も力を入れていきたい」とする。

 一方、本県の人口10万当たりの歯科医師数は94・3人と全国5位だった。

 厚労省の調査は、2年ごとに行われている「医師・歯科医師・薬剤師統計」。全国の医師総数は33万9623人(前回比1万2413人増)で過去最多を更新した。医師不足や偏在の解消に向けた医学部定員の臨時増などが背景にある。歯科医と薬剤師数も過去最多を更新した。