新潟県と新潟市は6日、過去最多となる882人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数として最多だった1日の729人を上回った。一方で、6日現在の重症者はゼロで、県は病床の逼迫(ひっぱく)には至っていないとしている。新潟市が4月3日に公表した感染者1人を取り下げたため、県内の感染者は4万6347人となった。

 前週の水曜日(3月30日)の695人から187人増となり、14日連続で前週の同じ曜日を上回った。感染経路不明は225人。

 県は新たに九つの感染者集団(クラスター)を公表した。五つは三条、長岡、魚沼、南魚沼各保健所管内の幼稚園・保育所関連で規模は7〜12人。二つは柏崎保健所管内の企業関連で、5人と10人。ほかは南魚沼保健所管内の高校関連7人と、佐渡保健所管内の官公庁関連6人。新潟市は二つの小学校関連でそれぞれ18人、14人のクラスターを確認した。

 県は6日、新型ウイルスのオミクロン株の派生型「BA・2」の解析状況を発表した。3月30日〜4月5日に解析した32件のうち、従来型の「BA・1」が18件(約56%)、BA・2が14件(約44%)だった。

 県は感染拡大が続いている理由として、歓送迎会が多い季節で人流が増えていることに加え、より感染力が強いとされるBA・2がある程度置き換わってきていることも挙げている。

 また県は、18歳以上の3回目ワクチン接種(4日現在)が5割を超え、53・3%になったと発表した。全国は50・5%で、2・8ポイント上回った。県内の65歳以上の高齢者は84・0%が完了。一方で65歳未満は34・5%にとどまっている。

 花角英世知事は6日の定例記者会見で「ワクチン接種が進み、感染者の高齢者の割合は減ってきている。(他の世代にも)ぜひ積極的な接種をお願いしたい」と呼び掛けた。

 県は週内にも対策本部会議を開き、感染拡大への対応を協議する。