紅白戦で力投する大和田=3月29日、新潟市西区

 関甲新学生野球連盟の春季リーグ戦が9日、開幕する。新潟県勢は1部に新潟医福大、新大が所属。新大は2001年秋以来の1部挑戦となる。新潟医福大は関東学園大(群馬)と、新大は上武大(同)と開幕戦を戦う。

 新大は昨秋2部2位で1部昇格を果たし、1勝を目指す。2001年秋以来の関甲新学生野球リーグ1部挑戦で、投手陣を中心に守備から流れをつくり、私立勢に立ち向かう。3年生の高橋怜史学生監督(巻高出)は「まずは1勝を目指し、1部に残留したい」と語る。

 部員は選手、スタッフら2、3年生の約40人。週5日、授業やアルバイトの合間を縫い、練習や試合で腕を磨く。ヘルメットやボールは部費から購入するが、木製バットや遠征費は自己負担だ。自身も塾講師をしている高橋監督は「そのためにほぼ全員がアルバイトをしている」と話す。

 理想はロースコアの接戦に持ち込むこと。鍵は2年生の丸山尊仁(みこと・三条高出)、3年生の大和田健人、仁平匠ら投手陣だ。丸山は高校2年春、エースとして県大会を準優勝した実力者。肘のけがでここまで公式戦での登板はないが、調子を取り戻している。

 昨秋のリーグ戦で一つ上の先輩が引退。高橋監督は「先輩に1部に上げてもらった。その思いも背負って戦う」と誓う。初戦から強豪・上武大(群馬)に挑む。丸山は「強い相手だからこそ力を試せる。自分の投球を貫きたい」と力を込めた。

◆大和田、直球で三振奪う

 身長160センチと上背はないが、スピンの効いた直球が持ち味だ。3年生右腕・大和田健人は、強打者と相対する1部のマウンドを心待ちにする。「1部でできることはなかなかない。野球人生で良い経験になるようにしたい」と闘志を燃やす。

 岩手県・大船渡高出身。同学年にはプロ野球ロッテで活躍する佐々木朗希がいた。「練習に取り組む姿勢や意識の高さが周りと違う、お手本となる選手だった」と振り返る。現在も連絡を取り合い、佐々木からトレーニング法などのアドバイスをもらっている。

 新大は大和田ら3投手が試合をつくれるかが鍵を握る。高橋怜史学生監督は「先発は全員できる。継投でやりくりして回す」と示唆。大和田の登板機会も多くなりそうだ。「変化球を見せ球に、真っすぐで三振を取りたい」と青写真を描く。

=おわり=