新潟県は15日、新型コロナウイルスの感染が10代以下で広がっていることから、ワクチン未接種が多い5〜11歳の積極的な接種を呼び掛けた。小児へのワクチン接種を巡っては、副反応などを懸念する声もあるが、県福祉保健部の松本晴樹部長は「データを見ると副反応の頻度は低い」とし、保護者に接種の検討を求めた。

 県内では15日、772人の感染を確認。このうち10歳未満が138人、10代が131人と、10代以下が全体の約35%を占めた。4月以降、10代以下の感染者数の割合は全体の40%前後の高い水準で推移しており、幼稚園や保育所、小中学校などで感染者集団(クラスター)が連日発生している。

 本県の5〜11歳へのワクチン接種は3月に本格的に始まった。11日時点で1回目接種を済ませた5〜11歳の割合は10・7%。全国の9・3%を1・4ポイント上回っている。

 松本部長は15日に記者会見し「ワクチンはオミクロン株でも感染予防や発症予防、入院予防効果がある。入院を避けられれば学校に行ける時間も増える」と接種の有効性を訴えた。

 副反応に関しては、政府の資料を基に、頭痛や筋肉痛などの症状全般が12〜15歳よりも発生が少ないことを説明した。

 松本部長は「小児も頻度は低いが、重症例や死亡例はある。ワクチンはリスクを減らす効果があるので、接種をお願いしたい」と求めた。