新潟医療センター(新潟市西区)は21日までに、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、2回目接種よりも抗体量が大きく増え、その後の効果も高い状態が持続するとした調査結果を発表した。接種3カ月後の抗体量を比較すると、3回目は2回目の3・9倍で、同センターは「3回目接種は、ウイルスに対する抗体を長く持続する有効な方法と考えられる」とした。

 調査は昨年から行い、センター職員の男女200人(22〜73歳)が対象。2、3回目のワクチンについて、接種後の血液中の抗体量を調べた。対象者は3回ともファイザー社製のワクチンを接種した。

 血液1ミリリットル中の抗体量を示す「抗体価」の平均は、2回目接種の3カ月後に約3千だった=グラフ参照=。

 これに対し、3回目接種では、3週間後には約2万4千へ急上昇。その後の抗体量低下も緩やかで、3カ月後は約1万3千だった。2回目接種の3カ月後と比べて3・9倍を記録し、高い効果を示した。

 センターで調査を取りまとめた内藤眞病理部長は、「ワクチン接種は2回では時間とともに効果が低くなる。3回目の重要性が確認された」と総括した。3回目接種で、2回目よりも抗体量が大きく増える理由については分析していないという。

 また、県などが20日、ワクチンの副反応疑いについて、今年3月までの約1年に218件確認されたと公表したことに触れ、「社会活動を止めるのが難しい中で、ワクチンは今のところ有効な手だて。注意事項を守って、なるべく接種してほしい」と述べた。