ホテル志い屋のコワーキングスペース。1人用ブースなどもある=佐渡市加茂歌代
ホテル志い屋のコワーキングスペース。1人用ブースなどもある=佐渡市加茂歌代

 新潟県佐渡市加茂歌代の「ホテル志(し)い屋」が、1階ロビーと売店を、コワーキングとコミュニティースペースに改装した。観光ホテル内にコワーキングスペースを設けたのは島内でも珍しい。ビジネス客や地元客の利用を見込んでおり、岡本美絵社長(45)は「ホテルを宿泊のためだけでなく、地元の人々にも気軽に訪れてもらえる場にしたい」と話している。

 同ホテルは観光客がメインターゲットだが、ウイルス禍の影響で利用が減った。ビジネス客は感染状況に比較的左右されにくいことなどから、導入に踏み切った。ビジネス以外にもゼミ合宿など、さまざまな目的での利用を見込んでいる。

 スペースは約120平方メートル。4人用机4台と1人用ブース四つ、個室スペースが二つあるほか、ソファや本なども置かれている。無料のWi-Fi完備で、コピーなどができる複合機も設置予定だ。

 昨年10月から改装を進め、4月中旬にオープンした。ビジネス目的の宿泊客を中心に利用されており、「これまで誰かの部屋で行っていた打ち合わせが遠慮せずできる。便利になった」などと好評だ。宿泊客は無料、それ以外は1回500円で利用できる。

 市移住交流推進課によると、ウイルス禍のテレワーク増などを受け、島内では2、3年前から民間施設を中心にコワーキングスペースが整備されている。全国的な流れと一致しており、これからも需要はありそうだという。

 岡本社長は「ゆくゆくは仕事だけでなく、くつろいだり、楽しめたりするような設備も充実させて、老若男女が利用できる場にしていきたい」と抱負を語る。0259(27)2127。