新潟医福大-新潟医福大FC 後半42分、2本目のPKを決める小森=5月8日、新発田市
新潟医福大-新潟医福大FC 後半42分、2本目のPKを決める小森=5月8日、新発田市
新潟医福大ー新潟医福大FC 後半、シュート狙うFW田中(左)=5月8日、新発田市

 サッカーの第102回天皇杯全日本選手権の出場権を懸けた第27回新潟日報杯県選手権は8日、新潟県新発田市五十公野公園陸上競技場で決勝を行った。新潟医福大が同大のBチームに当たる新潟医福大FCを4-0で下し、2年ぶり6回目の栄冠をつかんだ。

 個々の力で上回る新潟医福大が果敢に攻撃を仕掛けた。前半9分、FW小森飛絢がPKを決めて先制。41分にはFW田中翔太がこぼれ球に素早く反応して2点目を挙げた。

 後半は34分、MF橋爪悟のアシストを受けた田中が流し込んで3点目。終了間際には小森が冷静にPKを決めた。

 新潟医福大FCは懸命にパスをつないでゴールを狙ったが、シュート4本にとどまった。

 天皇杯は21日に開幕する。新潟医福大は22日午後1時から、青森県のプライフーズスタジアムで青森県代表のヴァンラーレ八戸と対戦する。

◆「悔しさ晴らせた」・FW小森飛絢

 新潟医福大が「トップチーム」の意地を見せた。先制点と4点目を挙げたFW小森飛絢は「良くない点もあったが、昨年の悔しさを晴らせた」と声を弾ませた。

 昨年の決勝は、Bチームの新潟医福大FCに0-2で敗れた。佐熊裕和監督が「今年は挑戦者の気持ちで挑んだ」と言うように、チーム内で激しい競争を行い、戦力の底上げを図った。

 ただトップチームゆえの「大丈夫だろう」という油断からか、守備がルーズになったり、ボールを取り切れなかったりするなどの反省点も浮かんだ。

 後半は新潟医福大FCに攻め込まれる場面もあり、持ち味の組織的なプレーを発揮できないこともあった。そでも集中力は切らさなかった。

 前後半でシュート4本を放ち、2得点のFW田中翔太は「どんな球が来ても点を挙げるのがFWの仕事。それを全うするだけ」。天皇杯でも貪欲にゴールを狙っていく。(運動部・椿智彦)

◆諦めない姿勢示す・新潟医福大FC

 新潟医福大FCはシュート4本に終わり、4失点を喫した。それでも野﨑康介監督は選手をたたえ、「個の力では及ばなかったが、諦めない姿勢を示せた」と語った。

 後半、GK吉川直輝は相手の攻撃をファインセーブで何度もしのいだ。吉川は「前半に2失点してふがいなかった。挽回する気持ちでいた」と話す。

 攻撃面でもパスをつないで攻めるスタイルを通した。野﨑監督は「選手のポテンシャルを見られた。反省点を生かせばもっと強くなれる」と見据えた。