屋外でも多くの人がマスクを着用して過ごしている鳥屋野潟公園=5月19日、新潟市中央区
屋外でも多くの人がマスクを着用して過ごしている鳥屋野潟公園=5月19日、新潟市中央区

 新型コロナウイルス感染防止のためのマスク着用について、政府分科会の専門家有志が「屋外で会話が少ない場合は必ずしも必要ない」などとする見解を示した19日、新潟県民からは2年以上続けてきた「マスク生活」の緩和を期待する声が上がった。一方、マスクを外すことについて「周囲の目が気になる」「子どもが感染するのでは」と心配する声も聞かれた。

 新潟市中央区の鳥屋野潟公園では、ほとんどの人がマスクを着用していた。犬の散歩をしていた秋葉区の女性(74)は「着けるのが習慣になっているとはいえ、走れば苦しいし、公園のように開けた場所では不要に思う。緩和されればうれしい」と専門家の見解を歓迎した。

 当面は着用を続けることになるとの見方も。市内の30代女性公務員は、見直しに賛成しつつ「周りの目がある。人が多い場所では、しばらくは着けると思う」と話した。

 2歳以上の未就学児の着用も見直す時期だとする見解に対しては、新潟市東区の3歳園児の母親(35)は「熱中症などのリスクの方が高く感じるので、見直しは賛成」と話した。

 県保育連盟の平澤正人理事長が園長を務める吉田こども園(新潟市西区)では、3歳以上は原則着用としている。平澤理事長は「マスク着用で口元の表情が見えないことが、子どもの脳の発達へ影響するのではないか、と心配がある」とする。一方で、感染拡大による休園などの影響も危惧し、「園の責任者としては対応をどうするか判断が難しい」と語った。

 新潟日報社の「もっとあなたに特別報道班」(もあ特)が意見を募ったところ、多くの意見が寄せられた。

 夏が近づいていることから熱中症のリスクなどで「マスク着用のデメリットが心配」とする意見が目立った。一方、基礎疾患がある子どもの家族からは「周りに、せきや鼻水の症状のある子どもがいると気になる。自分の子どもはしばらくは現状維持で対策する」という声があった。