魚沼基幹病院総合診療科で3週間、実習させていただきました。田中先生をはじめとしてたくさんの先生方にご指導いただきました。

 魚沼は高齢化率が非常に高い地域で、入院患者さんの多くは複数の問題を抱える高齢者です。尿路感染症で入院されている方に嚥下(えんげ)機能障害や難聴、腰椎圧迫骨折、認知症などの背景があることはまれではありません。その中で、それぞれの問題ごとに病態を評価し、患者さんのQOL(生活の質)を高めるために最善のプランを立てる過程に学生のうちから触れることができて非常に良かったと感じます。

 しかしながら、医学的問題がある程度治癒しても、社会的問題や心理的問題が潜んでいて、全ての患者さんが元の生活に容易に戻れるわけではないことも垣間見ることとなりました。

 このように、今回の実習では大学での実習ではなかなか触れることのできない、全人的に診るとはなにかを実感することができました。この経験を忘れず、卒後の医師人生に必ずつなげていきたいと思います。

新潟大学医学部6年 佐川善紀