新潟市内でたばこが原因の火災が増加していることを受け、市消防局は、注意喚起を目的とした火災実験を同局で行った=写真=。たばこの不始末による灰皿などからの出火を再現し、「小さな火でも大きな火災になる。しっかり消してほしい」と訴えた。

 2021年に市内で発生したたばこによる火災は14件で、火災原因の1位だった。場所は自宅が半数を占め、消えていないたばこをごみ箱に捨てたり、寝たばこなどで火種が床に落ちたりして出火している。死者は1人だった。ことしは5月30日現在で既に9件発生し、昨年同日比で5件多くなっている。

 同31日の実験では、吸い殻がたまったガラス製の灰皿に火がついたままのたばこを入れた。次第に吸い殻に火が燃え移って煙が上がり、15分ほどで「パンッ」と音が響いて灰皿が割れた。ごみ箱やごみ袋にたばこを捨てて燃える様子も実演した。

 市消防局予防課は「吸い殻は水に浸して始末し、灰皿にためないでほしい。また、火災警報器は10年をめどに点検や交換を」と呼びかけている。

※動画(新潟市消防局提供)は、今回の実験とは別に行った実験の映像です。