バースデープレゼントに感激の様子をみせた木村拓哉 (C)ORICON NewS inc.
バースデープレゼントに感激の様子をみせた木村拓哉 (C)ORICON NewS inc.

 俳優・歌手の木村拓哉(52)が12日、大阪市内で行われた映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)舞台あいさつに登壇。あす13日が木村の53歳の誕生日とあって、共演の倍賞千恵子(84)、山田洋次監督(94)、そしてファンからサプライズで祝福された。

【写真】目がうるんでる…?素敵すぎるケーキに感激の木村拓哉

 大阪駅直結の「大阪ステーションシティシネマ」のスクリーン1が満席、約500人が駆けつけた。試写後の興奮さめやらぬなか、木村が倍賞、山田監督をエスコートして登場すると、大きな拍手が送られた。

 トークがひと段落し、司会者が「実はきょうは11月の12日、あしたは何の日か…」と切り出すと、倍賞が元気に挙手して「木村拓哉さんのお誕生日です」とにっこり。

 素敵なプレゼントとして、倍賞が「ハッピバースデーを歌わせていただきたい。皆さんも一緒に歌ってください。監督も一緒に歌ってください」と呼びかけ、美声を日聞かせると、最後は大合唱となった。感激した木村は、深々とお辞儀で感謝し、倍賞と熱い抱擁を交わした。

 木村は、ケーキについて「縁起ものなので、食べたい方は召し上がっていただければ」と観客にうながすなど、笑顔を見せていた。

 同作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開されヒットしたフランス映画『パリタクシー』が原作。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。

 毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々とのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼。東京のさまざまな場所をめぐりながら、たった1日の旅が、やがて2人の心と人生を大きく動かすことになる。