技術で生きる-。金属加工の東陽理化学研究所(弥彦村)が創業時から掲げる経営理念だ。ステンレス製品の表面処理技術をいち早く確立し、燕市の洋食器産業の礎を築いた。爆発的ヒット製品の一端を担い、主要産業を支える半導体製造装置など、時代のニーズに沿った製品向けの部品も供給。主力事業を柔軟に変化させながらも技術に根差した理念は今も揺るがない。

 創業者の兼古敏男氏は1919年1月、三条市の米店に生まれた。地…

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