日本では梅雨から梅雨明けにかけ、赤黄色の花を咲かせる紅花。その花は着物の染料や化粧用、薬などに用いられ、古来人々に珍重された。中でも隣県山形を中心に生産・流通された紅花は、江戸後期には質と量で評判になり、京都などで高値で取引されたという。その紅花の商いで財を成した豪商一族に源流を持ち、現在でも銀行などの経営を通じて山形の経済界をけん引する長谷川家の美術コレクションを今、新潟市新津美術館で展示して…

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