
ライスレジンの原料米「新潟次郎」の生育状態を確認する高野将宏さん=南魚沼市荒金
廃棄されるコメなどからプラスチック樹脂をつくる取り組みが県内で進んでいる。地球温暖化の要因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすだけでなく、原料米の生産を通じて、水田活用や農家所得の向上にもつなげようとしている。環境や社会の問題の一体的解決を目指すSDGs(持続可能な開発目標)に貢献すると注目されている。
2017年創業のバイオマスレジン南魚沼(新潟県南魚沼市)は、コメを原料の一部とするプラ…
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