大雨で浸水した酒店。店先には土のうなどが置かれた=6月27日午後0時30分ごろ、新潟市中央区
大雨で浸水した酒店。店先には土のうなどが置かれた=6月27日午後0時30分ごろ、新潟市中央区

 前線が停滞した影響で27日未明から大雨となった新潟県内。新潟市でも店舗が浸水したほか、冠水で道路が一時通行止めとなった。市は土砂災害の恐れがあるとして、北区松浜東町2など61世帯183人を対象に避難指示を発令。北地区コミュニティセンターなど5カ所に避難所を設けた。

 市内では未明から断続的に雨が降った。中央区本町通6の酒店では、店内が約10センチ浸水した。2時間ほどかけて片付けたという同店の女性(86)は、「開店時間の午前10時に着くと、店の中に水が入っていた。近所の店舗の人が排水を手伝ってくれた」と振り返った。

 市によると、冠水のため、中央区万代島の国道で午後0時半すぎから約2時間、一部の車線が通行止めとなった。このほか北区の市道など、少なくとも計5カ所で通行止めとなった。いずれも午後5時半までには解消した。

 急斜面に近く土砂災害の恐れがあるとして、北区松浜東町2の一部などでは避難指示が出た。5カ所設けられた避難所のうち、北地区コミュニティセンターでは、駆け付けた市職員が避難者に備えた。市によると、午後7時現在、避難してきた人はいない。

 市は大雨土砂災害対策本部を設けて警戒。危機管理防災局の西野充伸参事は「これまでの雨で地盤が軟らかくなっており、土砂崩れが起きる恐れがある。雨がやんでも、山の斜面など危険な場所には近づかないでほしい」と呼び掛けた。