大学での新型コロナウイルスのワクチン接種を21日から可能とする政府方針に対し、新潟県内の国公私立21大学のうち、新潟大と県立大が実施に向けて具体的な作業に入っていることが2日、新潟日報社の調べで分かった。打ち手の確保が課題となるが、現時点で国からの情報が少なく、対応は未定とする大学が多い。

 新潟大(新潟市西区)は、接種する方向で大学病院と医師や看護師の確保について調整している。学生と教職員の計約1万5千人が対象で、2回の接種完了までに半年から1年かかる見込みのため、地域住民を対象に含めるかは未定としている。

 県立大(同市東区)はワクチン接種対策室を設置した。学生と教職員の計約1400人を対象にする予定。医師の確保などは自治体と協議する。

 新潟経営大(加茂市)は、夏季休暇中の実施を検討している。学生と教職員のほか、地域住民も対象にしたい考えだ。

 日本歯科大新潟生命歯学部(新潟市中央区)は「病院を併設しているので体制はあるが、これから検討する」とした。三条市立大(三条市)は市の接種会場として協力しているため、「実施するとしても市の接種に影響が出ないか見極めないといけない」とした。

 一方、県立看護大(上越市)や新潟国際情報大(新潟市西区)など多くの大学が、国からの情報が少ないなどとして「対応は未定」とした。