
NPT再検討会議の閉幕に臨んだ米代表団=22日、米ニューヨークの国連本部(共同)
約4週間にわたった核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、実りなく終わった。成果文書案は、北朝鮮の核開発非難など重要要素をなりふり構わずそぎ落とした「妥協の産物」となり果てていたが、それでも米国とイランの対立により採択に失敗。ドー・フン・ビエット議長(ベトナム)は、各国が合意を形成できないことが「真の脅威だ」と嘆いた。核軍縮と不拡散の礎石とされるNPTの存在意義が揺らぐ。
▽ののしり合い
「痛恨の極みだが、会議は合意に達することができなかった」。22日、ニューヨーク・国連本部の総会議場。成果文書案に最後まで残されたイラン核問題の記述を巡り、米イランの仲立ちに奔走したビエット氏は無念そうに決裂を宣言...
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