「あおぞら古書店」で利用者と書籍の値札付けなどをする金田恵郎(手前)。テーブルは近隣住民の憩いの場にもなっている=2025年10月、兵庫県宝塚市
 「あおぞら古書店」で利用者と書籍の値札付けなどをする金田恵郎(手前)。テーブルは近隣住民の憩いの場にもなっている=2025年10月、兵庫県宝塚市
 「あおぞら古書店」の2階の作業場で、古着の和服をほどく利用者の男性。店で販売する手芸品のバッグなどに再生される=2025年10月、兵庫県宝塚市
 「あおぞら古書店」で販売する手芸品に花柄の刺しゅうを入れる利用者の女性。買い物がてら約15年前から通っている=2025年10月、兵庫県宝塚市
 店番をする利用者の男性(左)と談笑する金田恵郎=2025年10月、兵庫県宝塚市

 ひきこもりや不本意な退職を経験し「自分はつまらん人間や」と思っている。そんな人々の個性を見極め「いやいや、あんたは面白いよ」と声をかけるのが務めだと金田恵郎(53)は感じている。

 「人付き合いが苦手な人が多い中、僕ぐらいは友達と思ってもらえたら」と照れたように笑う。

 (敬称略、筆者・山下憲一、写真・堀誠=共同通信/年齢や肩書は新聞向けに配信した2026年1月23日時点のものです)

 ▽気が紛れる

 阪急宝塚線山本駅(兵庫県宝塚市)に近い「あおぞら古書店」の所長。店長でないのは、同店が障害者をサポートする地域活動支援センターでもあるからだ。

 2004年に小規模作業所として開所。低コストで利用者のやりがいにつ...

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