日米欧の先進7カ国(G7)は6月15~17日にフランスで首脳会議(サミット)を開く。原油高で広がった世界的なインフレ懸念への対応が重要議題となる。1975年に開催された初回のサミットが第1次石油危機で後退した景気の回復を図ることで合意したように、世界経済の成長維持に向けて結束できるかどうかが成否を分かつ。

 初回のサミットと同じく、今回も中東情勢の緊迫に伴う原油などエネルギーの供給不安が台頭する中で開かれる。ただG7のリーダー格だった米国が国際協調に背を向けるといった要因もあり、当時と比べはるかに難しい対応を迫られているのが実情だ。

 最大の課題はエネルギー安全保障の確立である。原油や天然ガスの安定...

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