夕飯を思案しながら温泉街ぷらぷら。魚介料理一択かしら
夕飯を思案しながら温泉街ぷらぷら。魚介料理一択かしら

 この間、温泉地に一人で小旅行をしたのだが、思いがけず土地の人の人情に触れるうれしい出来事があった。それも2度。

 1度目は山の上の蕎麦(そば)屋でのこと。こちらにどうぞと、8人掛けの大きな卓に案内された。昼時で、これから客が入り、相席になるのが前提の席だが、店が混む前に座れただけで上出来である。そう思いながら品書きを眺めていると、水を運んできた女性に「ご相談なんですけど」と声をかけられた。「これから5人組のお客さまが入るので、もしよければなんですが、座敷に移っていただくのはどうでしょう」

 一つの大テーブルに5人連れとわたし一人の相席では、わたしが「ぼっちごはん」風になって(いや、どっちみち「ぼっちごはん」なのだが)寂しいのでは、と、気を遣ってくれたのだろう。...

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