取材に応じる土屋光子さん=3月、川崎市
取材に応じる土屋光子さん=3月、川崎市
取材に応じる土屋光子さん=3月、川崎市
団体主催のイベントで話す土屋さん=4月、川崎市(土屋さん提供、撮影:イシヅカマコト)
「抜毛症外来」があるパークサイド日比谷クリニック(東京)院長の立川秀樹さん

 和歌山県に住む土屋光子さん(46)は小学校に入る前、姉が枝毛を探して切ったり抜いたりするのを見て何げなくまねをした。すると「痛気持ちいい」。その感覚にはまり、気が付くと無意識に髪の毛を抜くことが習慣になっていた。ニキビをつぶすのと似ていて、ダメだと分かっていてもつい手が頭に伸びてしまう。子ども心に罪悪感を抱いたものの、やめられない。

 家族に知られないように「抜いた毛はティッシュに丸めて捨てていました」。でも当時はまだ、その“癖”が大人になった後も続くとは想像していなかった。

 ストレスなどから、髪の毛を自ら抜いてしまう「抜毛(ばつもう)症」。患者は思春期の10代の女性に多いとされる。自分の行為と薄...

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