
新潟大学脳研究所の上野将紀教授(48)らの研究グループは、脳梗塞で損傷した神経回路が再構築され、運動機能の回復につながる仕組みを解明したと9日付の英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表した。再構築を促す物質が分泌タンパク質「Scg2」だと特定。脳梗塞などの脳血管疾患や、事故による脳の外傷の新たな治療法の開発につながる可能性がある。
脳梗塞は、脳の血管が詰まり血流が途絶えることで神経細胞が損傷し、運動や感覚などに障害を引き起こす疾患。国内の患者は約130万人とされる。大脳皮質から脊髄に運動の指令を送る皮質脊髄路が損傷すると手足を自由に動かすことが困難になり、後遺症をもたらす場合が多いが...
残り383文字(全文:682文字)











