有罪判決を受けた札幌市の男が盗んだ、カミソリの替え刃や電動歯ブラシの替えブラシなどの商品の一部(県警が公開)
有罪判決を受けた札幌市の男が盗んだ、カミソリの替え刃や電動歯ブラシの替えブラシなどの商品の一部(県警が公開)

 新潟県内の刑法犯認知件数は、2002年の約3万6千件をピークに大幅に減少しているが、その中身は時代の変化とともに姿を変えている。新潟地裁での刑事裁判の傍聴席から見えた、県内犯罪情勢の今を伝える。

シリーズ「傍聴席から」はこちらから>>

 2024年初めごろ、札幌市に暮らす無職の男は、貯金が底をついて生活に困窮し、スーパーマーケットから歯磨き粉を2個万引した。1個は自分で使った。余った1個は「金にできるかも」と考えた。わずか数百円の“利益”を求め、フリーマーケット(フリマ)アプリに出品したところ、買い手が付いた。

 この体験が、大量窃盗の始まりだった。

 盗んではフリマアプリで転売を繰り返す。狙ったのは、...

残り1248文字(全文:1546文字)