包括連携協定を締結した佐渡市の渡辺竜五市長(左)と長岡技術科学大の鎌土重晴学長=佐渡市役所
包括連携協定を締結した佐渡市の渡辺竜五市長(左)と長岡技術科学大の鎌土重晴学長=佐渡市役所

 新潟県佐渡市と長岡技術科学大(長岡市)は、産業振興での協力などを盛り込んだ包括連携協定を結んだ。技科大と市内企業との共同研究や、学生の島内での長期インターンシップを進めるほか、市が力を入れる国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けても協力を図る。

 協定締結は、市内事業者でつくる佐渡工業会と技科大の交流をきっかけに、市と大学側で協議してきた。「農業・漁業・工業の振興」「国際交流・人材育成」など6項目で連携する。市と大学との協定は8校目。

 市役所で5日に行われた締結式では、技科大の鎌土重晴学長と渡辺竜五市長が協定書を交わした。鎌土学長は「トキがすめる環境を整えながら佐渡を発展させることは、SDGsの実証となる」とあいさつ。渡辺市長は「連携によって高いレベルの人材、知恵が入り、起業を希望する人、若者が来てみたいと思う島になる」と期待した。

 締結式の後、鎌土学長らが記念講演をした。鎌土学長は、技科大がSDGsについて、国連機関から東アジア唯一の「ハブ(拠点)校」に指定されていることを説明。市が選定を目指す国の「SDGs未来都市」への共同提案など、連携の可能性を語った。