ダイニチ工業の加湿器「LX」シリーズ(右)と「RXT」シリーズ
ダイニチ工業の加湿器「LX」シリーズ(右)と「RXT」シリーズ

 ダイニチ工業(新潟市南区)は、今冬向けの加湿器の新製品を発表した。スマートフォンを使った遠隔操作など、機能や手入れのしやすさを重視した。新型コロナウイルス禍が長期化する中、感染予防策として加湿器への注目は高まっており、さらなる需要に応えていく。

 新型ウイルスの感染予防には、湿度管理が重要とされる。同社の加湿器にも高い関心が寄せられ、ウイルス禍の2021年3月期の売上高は前期比5割増となった。

 同社は、昨年は加湿器を間に合わせで購入した人も多かったとみる。今年は「新規購入のほか機能を吟味しての買い換えの動きもある」と想定し、品質向上を図った。

 新たに、最高級の「LX」シリーズに「スマートリモコン」対応機能を備えた。リモコンを別途購入して専用アプリのダウンロードなど必要な設定を行うと、スマートフォンで加湿器を操作できる。

 乾燥した部屋をしっかり加湿するには一定の時間がかかる。外出先からスマートフォンで運転モードや湿度設定などの操作をしておくと、帰宅時には快適な環境にすることができるという。

 また、取り換え可能な「トレーカバー」を備えた「RXT」シリーズを投入する。稼働を繰り返すうちに水あかや汚れが付着するトレーにカバーを取り付ける仕組みで、定期的に交換すれば清潔な状態を保てる。従来は大容量機種に付けていたが、標準的な機種にも備えて新シリーズとした。

 28日にオンラインで発表会を開いた吉井久夫社長は「新型ウイルスにより、加湿器への関心や認知度は高まっている。生活必需品と同様の位置づけになればと思う」と期待を込めた。

 オープン価格だが、LXは4万500円~4万3800円程度、RXTは2万5100円~3万2800円程度を想定している。いずれも8月2日に発売する。