久住時男氏
久住時男氏

 新潟県見附市の久住時男市長(71)は30日、新潟日報社の取材に対し、任期満了に伴う2022年秋の次期市長選に立候補しない意向を明らかにした。9月以降の市議会などで正式に表明する。不出馬の理由として「多選を避け、若い人に新しい見附市を担ってもらいたいと考えた」と話し、後継候補を擁立する考えを示した。

 久住氏は見附市出身で青山学院大卒。商社勤務を経て02年に初当選し、現在5期目。災害に強いまちづくりや市民の健康増進を図る「スマートウエルネスシティ」を掲げて施策を展開してきた。17年2月から21年4月まで県市長会長を務めた。

 18年の無投票当選後、5期目を「仕上げと引き継ぎの4年間」と位置付け、今年に入り公設民営の青木浄水場、市立病院の改築を完了させた。大規模事業に区切りがついたことを受け、勇退の意思を固めたという。後援会幹部らに意向を伝え始めている。

 久住氏は取材に対し「4年以上前から後継者を探してきた」と説明。04年の7・13水害からの復興や健康増進政策の推進を通じて培った国とのパイプを引き継ぎたいとし、官僚経験者らからの選定を続けているという。

 次期市長選を巡っては、久住市政に不満を持つ政治関係者らで候補の擁立を目指す動きがある。