新潟日報カルチャースクール

新潟日報カルチャースクール通信

Vol.197 「心を贈る折形礼法」

メディアシップ教室

「心を贈る折形礼法」

毎日の暮らしに生かしたい 伝統を受け継ぐ日本文化

贈る人の気持ちを伝える折形礼法
日本の伝統文化についても学べます

礼の心を表現する日本独自の文化

「心を贈る折形礼法」

 物やお金を贈るときに和紙などを使って包む「折形礼法」は六百年以上の歴史を持つ、武家社会の礼法の一つです。「市販の祝儀袋も手軽ですが、大切なものは自分の手で折った折形で包むと気持ちが伝わりますよ」と講師の新保朝子先生。この日、使用した和紙は越前和紙。「普通の紙でも良いですが和紙を使うと作品も引き立ちます。和紙の手触りや存在感も見直してほしいですね」と話します。
 講座では折形の制作を通して歳時記や暦・色彩などの日本の文化の基本も学んでいきます。「折形作品を作るのも楽しいですが、旧暦の話など日本の四季に合わせた文化や暮らしの工夫に感動します」と受講生。

四季に合わせた折形を楽しみます

「心を贈る折形礼法」

 この日は「鶴の贈進紙幣包み」に挑戦。折形でよく使用する鶴を形どった結婚式のお祝いなどにふさわしい、慶事贈進紙幣包みです。まずは半紙で練習してから和紙を使って折っていきます。「銀は太陽の光線を象徴しているから日本の伝統文化では金より銀が格調高いのです」。「水引きは邪気が入ってこないため。しめ縄のような意味があります」などの話からも、日本文化を知ることができます。受講生は先生の話を聞きながら心を込めて丁寧に折る作業を楽しんでいました。
 中秋の名月にはうさぎ、正月は門松を包む折形など、四季に合わせて伝統美と機能美を兼ね備えた折形を学んでいます。

講師

【講師】

山根折形礼法教場 教授
新保 朝子

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