過去の衆院選

衆院選2014

議席のあらまし

【2014/12/15】


※自民党が追加公認を発表した福岡1区の当選者は無所属に含む

【全国】自公大勝3分の2超
民主・海江田代表落選、辞任へ
 維新減 共産躍進21議席

 第47回衆院選は14日に投票、即日開票され、15日未明に全475議席が確定した。自民、公明両党は定数の3分の2(317)を上回って計325議席となり、安倍政権の継続が決まった。自民党は単独で290議席を獲得したが、公示前の295には及ばなかった。安倍晋三首相(自民党総裁)は24日に特別国会で第97代首相に指名され、第3次安倍内閣が発足する運びだ。民主党は公示前の62議席から73に上積みした。維新の党は1減の41議席だった。8議席の共産党は倍以上の21となった。民主党の海江田万里代表は落選し、辞任する考えを周辺に示した。近く代表選が実施される。

 自民党は単独で国会運営を主導できる「絶対安定多数」(266)を上回る290議席、公明党(公示前31議席)は35議席をそれぞれ確保した。

 次世代の党(同20)と生活の党(同5)はそれぞれ2議席にとどまった。社民党は公示前2議席を維持した。新党改革(同0)は議席を得られなかった。

【新潟】県内 自民、5選挙区制す
3区は民主・黒岩氏

 19人が立候補した県内6小選挙区は、14日の即日開票の結果、1、2、4、5、6の5選挙区で自民党が議席を守った一方、民主党が3区で議席を奪取した。2012年の前回衆院選で全議席を独占していた「自民1強態勢」が崩れた。

 前回と同じ顔触れの「自・民対決」となった1~4区はいずれも激戦となった。

 1区は自民前職・石崎徹氏が若さをアピール、堅実に支持を広げ再選した。民主元職・西村智奈美氏は一歩及ばなかった。西村氏は比例で復活した。

 2区は、県議らによる分厚い陣立ての自民前職・細田健一氏が、後援会を固めて対抗した民主前職・鷲尾英一郎氏に競り勝ち、僅差で再選を決めた。鷲尾氏は前回に続き比例復活した。

 3区は無党派層に食い込んだ民主元職・黒岩宇洋氏が返り咲きを果たした。組織戦を展開した自民前職・斎藤洋明氏は比例で復活した。

 4区は県議や党本部の全面支援を受けた自民前職・金子恵美氏が、民主前職・菊田真紀子氏の猛追を辛くもかわし、2度目の当選を決めた。菊田氏は前回に続き比例復活。

 5区は自民前職・長島忠美氏が安定した戦いで生活新人・森裕子氏を圧倒、4度目の当選を果たした。

 6区は自民前職・高鳥修一氏が優位に戦いを進め、民主新人・梅谷守氏を破り、3度目の当選を決めた。

比例北陸信越
 斎藤、鷲尾、菊田、西村氏復活 漆原氏が7選

 比例代表北陸信越ブロック(定数11)は、自民5議席、民主3議席、維新1議席、共産1議席、公明1議席が確定した。

 本県関係では、小選挙区で落選した自民前職の3区・斎藤洋明氏、民主前職の2区・鷲尾英一郎氏、民主前職の4区・菊田真紀子氏、民主元職の1区・西村智奈美氏の4人が惜敗率により復活当選。本県で4人の復活は過去最多。また、公明の名簿単独1位の前職・漆原良夫氏(燕市出身)が7選を果たした。

 比例単独候補で議席を得たのは漆原氏のほか、自民前職で名簿1位の山本拓氏と21位の助田重義氏、共産新人で名簿1位の藤野保史氏。

 重複立候補者の復活当選は、自民3人、民主3人、維新1人。

 本県で復活当選した斎藤氏は当選2回、鷲尾氏は当選4回、菊田氏は当選5回、西村氏は当選4回。

 新潟と富山、石川、福井、長野の5県で構成する同ブロックには9党の58人(うち重複41人)が立候補していた。

 当選者は次の通り。(敬称略)

【自民党】山本拓(単独1位)斎藤洋明(新潟3区・重複2位)小松裕(長野1区・同)木内均(長野3区・同)助田重義(単独21位)
【民主党】鷲尾英一郎(新潟2区・重複1位)菊田真紀子(新潟4区・同)西村智奈美(新潟1区・同)
【維新の党】吉田豊史(富山1区・重複1位)
【共産党】藤野保史(単独1位)
【公明党】漆原良夫(単独1位)

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