大津にフェノロサ受戒の文書
園城寺、手紙の記述裏付け

 明治時代に来日し日本美術の復興に努めた米国人フェノロサ(1853~1908年)とビゲロー(1850~1926年)が、仏教の戒律を受けた際の文書が、大津市の園城寺(三井寺)法明院で見つかり、調査に当たった市歴史博物館が20日、発表した。

 フェノロサらは、西洋文化の流入などで価値が著しく低下していた日本美術を収集し、再評価したことで知られる。受戒は手紙などに記述があったが、裏付ける文書が見つかったのは初めて。

 文書は、フェノロサらに戒律を授ける儀式で僧が読み上げる表白文と、ビゲローが菩薩戒の戒律を受けたことを示す戒牒。菩薩戒は戒律の中でも厳しいという。