各部門のご紹介

編集・紙面制作

時代の変化とらえる多彩な報道

個性を盛り込み

 新潟日報は2016年11月、新情報紙「Otona+」(おとなプラス)を創刊しました。「大人」を読者ターゲットに、趣味や旅、旬の話題、新潟の魅力といった特集を毎日展開しています。ニュース面は大胆な写真で「いま」を切り取り、解説記事や速報を掲載、大事件の場合は連続3面で取り上げるなど臨機応変の紙面です。朝刊の半分の大きさとして持ちやすくし、夕方配達紙面は平日12ページ、土曜日16ページと充実させました。

 夕刊を進化させた、全国でも先駆けとなる新媒体です。メディア環境とライフスタイルが変化しています。これに応じて、ニュース主体となる朝刊とは違った「個性」を盛り込みたい。報道を多彩に広げる試みです。

県内外の課題、粘り強く

 ニュース報道や連載企画なども多彩です。「報道を通して地域の活力向上に貢献したい」。紙面を貫くのは記者一人一人のそんな思いです。郷土の問題を丁寧に、粘り強く追って報道。社会面は計4㌻、「新潟」「長岡」「上越」など地域面もワイドに展開しています。

 取材活動は全国、海外へも広げています。東日本大震災や福島第1原発事故などでは、何人もの記者が被災地に入り、県民が経験した中越地震や中越沖地震の教訓を生かそうと汗を流しました。

 柏崎刈羽原発が立地する新潟県にとって、県民の安全を脅かす震災は共通の脅威です。中越沖地震後に原発の安全性を正面から問うた通年企画「揺らぐ安全神話」は2008年度の新聞協会賞を受賞。16年の「原発は必要か」では、原発立地企業の丹念な聞き取り、データ分析などの調査報道を続け、「石橋湛山 早稲田ジャーナリズム大賞」奨励賞を受けました。

 報道姿勢に対して、ほかにも多くの評価を受けています。最後までトキの野生種が残った地元として、自然と人との共存を考えた「朱鷺の国から」は10年に農業ジャーナリスト賞を受賞。県民の健やかな生活を願う長期シリーズ「あんしんネット」では、16年に「がんと向き合う」がファイザー医学記事賞大賞に輝いています。

県民に寄り添う紙面

 地域の問題を粘り強く伝え続ける新潟日報の姿勢を表しているものの一つが、世界の焦点でもある朝鮮半島問題、横田めぐみさんをはじめとする拉致事件解決のための報道です。拉致被害者や家族に寄り添って解決を訴えた長期企画「拉致・北朝鮮」は2004年度の新聞協会賞を受賞しました。めぐみさんが拉致された11月15日には毎年、事件解決を求める県民集会を開催。集会の様子は特集紙面でも伝え、事件を風化させないという県民の思いを広く訴えています。県民の高い関心を集める地域スポーツの報道にも定評があります。サッカーのアルビレックス新潟をはじめとしたプロスポーツ、高校野球などのアマチュアスポーツを広くカバーし、積極的に紙面展開しています。県民に寄り添う紙面作りに向け、読者の紙面批評を聞く「読者・紙面委員会」も設けています。

充実した編集環境

 本社編集局では政治、経済や社会、文化の動きを探る報道部をはじめ、県勢選手の活躍を伝える運動部、迫力ある紙面作りを担う写真部などが日々取材に当たっています。論説編集委員室は社説や朝刊1面のコラム「日報抄」を執筆し、解説やオピニオン関連記事も担当しています。紙面制作の中核となるのが整理部です。記事や写真を価値判断し、最新システムを駆使して紙面レイアウトを決めていきます。出先担当記者を除き、編集局のほとんどの部門がメディアシップを拠点としています。地域とのコミュニケーションを深めながら、読者の期待に応える紙面を提供していきます。

新潟日報との海外提携10紙
新潟日報との海外提携紙
トキの幼鳥の写真
佐渡の豊かな自然の中で元気に飛び回るトキの幼鳥=2013年6月
サポーターの大声援を受けるアルビレックス新潟
サポーターの大声援を受けるアルビレックス新潟
横田早紀江さん作詞の「コスモスのように」を歌う出席者
横田早紀江さんが作詞した「コスモスのように」を歌う出席者=2013年11月15日、新潟市中央区の市民芸術文化会館
「忘れるな拉致」県民集会で話す横田さん夫妻
「忘れるな拉致」県民集会でめぐみさんら被害者救出を訴える横田さん夫妻と弟の哲也さん=2013年11月15日、新潟市中央区の市民芸術文化会館
800万部の地方紙連合
編集整理部の様子