第2弾 魚沼地域

[未来のチカラ in 魚沼]

本気丼 ドンと魚沼の幸

新潟日報 2019/09/25
※情報は掲載当時のものです

この記者が紹介 南魚沼市六日町地区

渡辺一弘(報道部・前魚沼総局)
南魚沼きりざい丼 (味の店 京)
600円(税別)

いつ食べても飽きない

 きらりと輝くご飯の上に、野沢菜漬けなどを細かく刻み納豆であえた地元の味「きりざい」が山のように盛られる。一気にかき込むと、塩気と納豆のうまみが口いっぱいに広がる。素朴な味わいの郷土食は、ご飯と相性がぴったりだ。

 2015年のイベント開始から毎年、参加する。きりざいは「冬場に貴重なタンパク源の納豆を大切にするとともに、古くなった漬物をおいしく食べるための知恵」と店主の南雲勇路さん(50)。食で地域おこしを目指す「南魚沼きりざいDE愛隊」の副隊長も務める。

 きりざい丼を「地域の歴史や風土を伝えることができる丼」と胸を張る。

 シンプルな一品だが、おいしさを引き出すための努力は欠かさない。納豆は包丁でたたいて、ほかの具材とまざりやすくする。たくあんは5ミリ程度の正方形にし、野沢菜は茎と葉の部分を分けて刻むことで、食感をそろえる。南雲さんは「いつ食べても飽きない味だし、低カロリーで健康的。ぜひ味わってほしい」とアピールする。

味の店 京

住所:南魚沼市六日町2252

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