[未来のチカラ in 魚沼]
きらりと輝くご飯の上に、野沢菜漬けなどを細かく刻み納豆であえた地元の味「きりざい」が山のように盛られる。一気にかき込むと、塩気と納豆のうまみが口いっぱいに広がる。素朴な味わいの郷土食は、ご飯と相性がぴったりだ。
2015年のイベント開始から毎年、参加する。きりざいは「冬場に貴重なタンパク源の納豆を大切にするとともに、古くなった漬物をおいしく食べるための知恵」と店主の南雲勇路さん(50)。食で地域おこしを目指す「南魚沼きりざいDE愛隊」の副隊長も務める。
きりざい丼を「地域の歴史や風土を伝えることができる丼」と胸を張る。
シンプルな一品だが、おいしさを引き出すための努力は欠かさない。納豆は包丁でたたいて、ほかの具材とまざりやすくする。たくあんは5ミリ程度の正方形にし、野沢菜は茎と葉の部分を分けて刻むことで、食感をそろえる。南雲さんは「いつ食べても飽きない味だし、低カロリーで健康的。ぜひ味わってほしい」とアピールする。
住所:南魚沼市六日町2252
[南魚沼市六日町地区の本気丼一覧]