第2弾 魚沼地域

[未来のチカラ in 魚沼]

本気丼 ドンと魚沼の幸

新潟日報 2019/09/25
※情報は掲載当時のものです

この記者が紹介 魚沼市

小林睦樹(魚沼総局)
魚野川丼ぶり (味乃家 魚野川)
900円(税別)

アユのうまみが濃厚に

 メインとなる具はアユの昆布巻き。魚沼市内を流れる魚野川で取れた天然物を焼いて干し、甘露煮にする。その後、昆布を巻いてさらに煮込む。4、5日間かけて丁寧に仕上げただけに、アユのうまみを凝縮した濃厚な味を楽しめる。

 ことし初めて参入した。店主の覚張徹さん(69)は「南魚沼市から誘いを受けたので、仲間に入れてもらおうと思った」と話す。丼をつくり出すに当たっては、特に魚沼市らしさにこだわったという。「器の色も魚沼の大地を表現したくて土色にした。『インスタ映え』はしないけどね」と笑う。

 昆布巻きのほか、豚肉の石窯焼きはボリュームがあり圧巻だ。もち豚のバラ肉をハーブ入りのみそに漬けて味を付けた。また、ワラビを2本まとめて天ぷらにした「いかだ揚げ」がアクセントになっている。

 丼には、半熟卵に神楽南蛮を添えた小鉢、季節の野菜とキノコのけんちん汁が付く。覚張さんは「魚沼の自然の恵みを腹いっぱい体感してほしい」と訴える。

味乃家 魚野川

住所:魚沼市下島70-1

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